涅槃会(ねはんえ)ならびに春季彼岸会法要をお勤めしました
2018年3月13日
おかげさまで、
当山伝統行事の涅槃会をお勤めさせていただきました。
涅槃会法要の後、
少し早い春の彼岸法要にて、
檀信徒みな様のご先祖をはじめ、全ての命に対してご供養をいたしました。
また当日は東日本大震災からちょうど7年、
被災で亡くなられた方に対しての追悼供養をお勤めしました。
東日本大震災では16,000人を超える尊い命が失われました。(関連死・行方不明の方もいまだ沢山います)
私は、この未曽有の震災を通じて、
一人一人がしっかりと生命の本質を見つめ直し、
これから価値観を正していく努力をする必要があると思います。
法話では、お釈迦様の最後の教え「八大人覚(はちだいにんがく:大人がさとり知るべき八つのこと)」から、
7つ目、修智慧(しゅちえ)について私からお話しさせていただき、
昔から日本人が大切にしてきた「清貧(せいひん)」という生活スタイルを提示させていただきました。
清貧とは、一つ一つの生命を大切にする先人たちの活きる智慧です!
※前回「法話の資料をいただけませんか」という声がございましたので、資料を貼りつけておきます。
※法話中、誤った情報がございましたので以下の通り訂正いたします。申し訳ありませんでした。
【正】人体の細胞の数 … 現在、約37兆個だと言われています。なお、毎日4,000万個の細胞が生滅を繰り返しているそうです。
寳持寺山主 合掌
※寳持寺の涅槃絵図と、お釈迦さまの最後の説法が書かれた「仏遺教経(ぶつゆいきょうぎょう)」